亜鉛の育毛効果と副作用、過剰摂取や不足しないための食事

成分の解説

牡蠣

亜鉛は育毛に必須の成分であり、年齢を重ねるにつれ必要量とともに吸収率も低下します。そして、亜鉛はもともとの吸収率がそれほど高くなく、同時に摂取した物質と一緒にくっついて体外に排出されやすい特徴がある成分です。

つまり、薄毛に悩み始める30代くらいからは、意識的に、亜鉛を上手く効率的に摂り入れることが重要といえます。さらに、亜鉛不足や特に過剰摂取にもならないように注意する必要があります。

亜鉛の概要

表示 亜鉛、Zn
用途 抜け毛、味覚の鈍化、精力減退、風邪
備考 亜鉛だけ極端に摂りすぎないこと

亜鉛は生体内にある300種類以上の酵素の働きに関与し、細胞の新陳代謝や免疫機能の維持、性ホルモン分泌の調整に不可欠とされているミネラルです。2010年版の「日本人の食事摂取基準」では、亜鉛の1日の推奨量は成人男性で12mg、成人女性で9mgです。

亜鉛の育毛効果

亜鉛には、たんぱく質を髪の毛や筋肉、骨、臓器といった組織に変える働きがあります。髪の毛の成分であるケラチンというたんぱく質も、亜鉛が不足していると合成することができなくなります。

亜鉛の不足、過剰摂取

亜鉛が不足すると、亜鉛欠乏症による脱毛や皮膚炎、味覚障害を引き起こすことがあります。これは、細胞の新陳代謝が滞ってしまうことが原因と言われています。

亜鉛が足りなくなる原因は、食事からの接種不足の他、需要の増加や排泄の促進によっても起こります。亜鉛の吸収を抑える可能性がある薬剤(成分)は、テトラサイクリン系構成物質、ニューキノロン系抗菌薬、ビスホスフォネート系製剤、ペニシラミン、フィチン酸などがあります。

また、亜鉛だけ極端に摂りすぎると、銅の吸収が阻害され、銅の欠乏により貧血や免疫障害、神経症状、HDL(善玉コレステロール)の低下などを引き起こすことがあります。

亜鉛の副作用

亜鉛は毒性が極めて低いとされているため、通常の食生活では亜鉛の過剰症が問題になることは少ないようですが、胃障害、めまい、吐き気、下痢などの報告はあるようです。

亜鉛が含まれる食品

亜鉛が含まれる食品は、例を挙げると、納豆やチーズ、豆腐、ご飯などです。また、動物性たんぱく質と一緒に摂ると吸収は促進されます。クエン酸やビタミンCは、キレート作用によって亜鉛の吸収がよくなります。

亜鉛は足りていれば十分で、多くと摂ったから効果も上がるといった性質のものではありません。亜鉛は一般的な食事で十分に補うことが可能です。無理なダイエットや不摂生な食生活は気をつけるべきです。


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